経営危機に陥っていある在阪大手メーカの社長が交代した。ちょっと前のことだ。その社長のインタビューをたまたま目にした。
「上意下達の企業風土になっていて,改革意識が浸透していなかった」といった企業風土の反省をして,徹底した意識改革をしていく,と立派な内容だった。
あ,この企業,もうだめだな,と思った。
その企業の製品は,日本の大手メーカなので,日本で暮らしていればいやおうなしに使わざるを得ない。そういった立派な企業だ。ところが,ここ10余年,私はそのメーカーの製品は避けるようになっていた。
以前はお気に入りだったモデルの後継モデルは,新味のない当たり障りのない更新内容なのに,ネームバリューに依存し,そこを第一に売り出して,他メーカーがキャッチアップして,さらに改良を加えた製品を安価で提供しているのに,いまだに価格だけはトップだ。
基本的な欠陥のある製品のいくつかは,その欠陥を改良しないまま,マイナーチェンジで新機種として価格を上げて売り出している。これらの欠陥商品の場合,メーカーの設定した使用方法を遵守していれば,それは欠陥とならない。しかし,ユーザーは多様な使い方をするものだし,そうしてよい。と,その欠陥が欠陥となって露呈するといったたぐいのものだ。
このメーカーの基本姿勢はここだ。押し付け経営なのだ。自分は大手だ。顧客は自分の商品を使わないわけにはいかない。自分たちの設定の通りに,満足して使いなさい。独自性はいりません。言われた通りにしなさい。
「上意下達」なのではない。自己都合の言い訳,押し付け体質なのだ。先の社長の発言もそれだ。「改革意識を持ちなさい。持てば経営は立ち直ります。経営をq立て直すために,改革意識を持ちなさい。」何の改革にもなっていない。
こんなことがちまたにあふれているのてはないか。自分もそうなっていないか。日々,自省していきたい。Meditationとはその意味で,だから『自省録』という訳は適切なのだなぁ。
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